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2011.04.22 Fri

「森の木琴」というタイトルのプロモーションムービーが世界中で話題だそうで、早速YouTubeで検索して見てみたのですが、いまいちな感じでした。何が気に入らなかったのかと考えてみると、どうも森の様子がいまいちだったのです。このムービーが撮影された森は人工林です。杉か桧かまでは分かりませんが、いずれにしても、うっそうとしています。つまり手入れされていない人工林なのです。間伐もきちんとされていないので、細い幹の木が混み合って植わっていたりします。全体に日陰になった部分が多く、下草も余り生えていません。つまり、こういう荒れた森をなくすためには間伐が必要で、NTTドコモは、間伐材の利用促進の一環で携帯電話のボディーに木を使ったということなので、理屈に合っていると言えば言えます。しかし、これが現在の日本の森の悲惨な状態だと世間の人たちに認識してもらおうとして、このムービーを作った訳ではなさそうです。多分、制作者たちは、ヨーロッパや北アメリカの針葉樹林帯のイメージに近い森として、この森を選んだのでしょう。自然林と人工林では、同じように見えても、木の生え方も違います。日本の自然林は、南の地方では照葉樹林も多いですが、一般的に広葉樹林です。針葉樹の自然林は北海道にしかないのではないでしょうか。人工林で撮影するのだったら、もっと手入れの行き届いた森で撮影してもらいたかったというのが、元渓流彷徨者の正直な感想です。