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2011.04.05 Tue

Newsweek日本版のWebサイトに掲載されている冷泉彰彦さんのコラムで、アメリカの原子力研究者による福島第一発電所の原子炉の現状分析を紹介しています。(http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2011/04/post-280.php)このコラムを読むと、TVで話している日本の原子力専門家の解説よりも簡潔で全体像がよく分かります。あれだけ大量の海水を注入しても冷やし切れていないのですから、原子炉の制御システムに致命的なダメージが起きていることは確実でしょうし、最悪の事態を回避するために、出来ることは何でもやってみるというのが現状なんでしょう。いろいろやった中でうまくいかなかったことは公表しなくてもいいんじゃないかと感じます。マスコミもうまくいかなかったことをいちいち採り上げて、失敗だの、対応が拙いだのと、とやかく言うのは控えるべきでしょう。今はまだ、息を詰めて事態の成り行きを見まもるべき時期です。原子炉や原子力、放射線などの専門用語を解説する番組も、薄っぺらな知識がついても、実際の所はあまり役に立つとも思えません。何か根本的にTVというメディアの報道の仕方が問題のような気がします。報道って、事実を事実としてありのままに伝えることが基本だと思いますが、TVの場合は、カメラが写している所しか映らないのと、一つひとつのシーンが短すぎるのとで、どうしても断片的な情報しか伝わらないような気がします。それと、大津波のシーンとか、破壊された原発のシーンの繰り返しも止めるべきでしょう。サブリミナル効果を狙っているとしか思えません。

昼休みに天満の天神さんの境内を通ったのですが、さすがに天神さんには桜の木は2本しかありませんでした。代わりに、天神さんの裏門近くにある亀の池の周りには梅の木がたくさん植えられていて、梅の花は盛りが過ぎたようですが、まだ何本かは咲いていました。その脇に「すべらんうどん」の店というのがありました。この店のうどんは、やや平べったい麺にスリットが入っていて、箸やフォークに引っかかりやすくなっていて、滑り落ちにくいというので、受験生が天神さんに合格祈願の願を掛けた後に、この店でこのすべらんうどんを食べて帰るのだそうです。東屋のような建物の屋内と屋外に赤毛氈を敷いた床几が置かれていて、おばさんとおばあさんの2人が接客をしています。春の暖かな陽光を浴びて、床几に座ってきつねうどんを食べていると、なんとも長閑でのんびりした気分になりました。東日本大震災の被災者の人たちがこういう平安な日常を一日でも早く取り戻せることを願って、天神さんの社務所にあった募金箱に500円玉を入れたら、ぽとんと紙箱の底に当たる音がしました。どうもあまり募金が集まっているふうではありません。こういう非常時には、いっそのこと賽銭箱に募金箱とでっかい張り紙でもして、集まった浄財はすべて義援金として寄付したらどうかと思いました。その方が神社の好感度も上がって、御利益もありそうな気がします。

福島第一原発の緊急事態は、いまだに先の見えないトンネルの中です。放射能で汚染された水を海に流すことによって引き起こされるであろう海洋汚染の問題は、今後国際問題になるかも知れません。ただ、太平洋の広大さに較べれば、今回の事故による放射能汚染水の割合は大したことないようにも思うのですが、言いがかりのネタにはなるでしょう。それから、吸水ポリマーと同時におがくずや新聞紙を投入するくらいなら、何故せめて布を投入しなかったのでしょうか。新聞紙を流して詰まるのはトイレの配管くらいのものでしょう。布ならばらばらになることもなく穴を塞げたんじゃないかと思いました。ま、しょせん素人考えですが・・・。