LOADING

2011.02.03 Thu

アートの話題をもう一つ。「イタリアのルネサンス期の巨匠、レオナルド・ダビンチ作の名画『モナリザ』のモデルは男性で、そのモデルとダビンチはおそらく同性愛の関係にあった。同国文化遺産委員会のビンチェティ委員長が2日、記者会見して新説を披露した(時事通信)」というのですが、ホントかね?それよりも、「イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチが名画『モナリザ』に暗号を残していた-。英紙デーリー・メールはこのほど、イタリアの文化財専門家がモナリザの目の中にダビンチのイニシャルなど微細な文字を発見したと伝えた。(中略)右目にダビンチのイニシャルである『LV』が描かれていることが判明。さらに、左目には『CE』あるいは『B』と思われる記号があり、背景にある橋のアーチには『72』あるいは『L2』のような文字が見つかったという(時事通信)」ダビンチコードばりの大発見の方が面白そうです。しかし、今回の男性モデル説の根拠がこの発見だったようですから、かなりの数の???マークがつきます。

「米グーグルが『ストリートビュー』の技術を応用し、世界の美術館の展示作品をオンラインで鑑賞できるサービスの提供を始めた。このプロジェクトには、米国のニューヨーク近代美術館(MoMA)やメトロポリタン美術館、英国のナショナルギャラリー、テート・ブリテン、イタリアのウフィッツィ美術館など、世界の17の有名美術館が協力している(CNN.co.jp)」というので、さっそくアクセス(www.googleartproject.com)してみました。結論から言うと、「う~ん」でした。移動の仕方が不自然です。行きたい方向に行くのが難しいのです。これだったら以前からあるルーブル美術館のバーチャルツアーの方が何倍もいいです。でも、主要な作品を超クローズアップして鑑賞(観察?)出来るのは、結構面白いかもしれません。が、真贋鑑定家でもあるまいに、そんなにディテールにこだわっても仕方がないので、絵画の鑑賞態度としては?マークがつきます。

「米メディア大手のニューズ・コーポレーションは2日、米アップルの多機能携帯端末『iPad(アイパッド)』向けの日刊電子新聞『ザ・デーリー』を創刊した。新聞と異なり印刷代や配送料が不要だとして、料金は週99セント(約80円)、年39.99ドル(約3,270円)に設定した(asahi.com)」というのですが、日本の一般紙の購読料が月3900円くらいだとしたら、ずいぶんお安くなっています。新聞がインターネットで無料ニュースを配信し始めた頃は、こんなに普及すると思っていなかったのでしょうか?新聞は社会の公器だから、インターネットにも乗り遅れてはいけないと、各社が競ってニュース配信サイトを作ったのでしょうが、それが自分の首を絞めることになるとは、思いもしなかったということでしょうか?パソコンから、携帯電話に、スマートフォンに、タブレット型情報端末にと、インターネットに接続できる環境は、格段にハードルが低くなってきました。少なくとも事件や事故の速報に関しては、インターネットが一番早くニュースを知ることが出来るメディアになりました。場合によっては、同時進行的にニュースを配信してくれるサイトがあったり、人がいたりします。TV やラジオも生中継が出来ますが、某公共放送のように事前に入念な打ち合わせとリハーサルを重ねた生中継など、シナリオ通りの素人芝居を見せられているようなものです。番組枠の関係もあって、よほどの重大ニュースかスポーツ中継くらいしかぶっつけ本番の生中継がされることはありません。その点、インターネットは生の情報が生のままで送られてくる場合が多く、マスメディアのチェック機能が働いていない分、信憑性に欠けるきらいはあるものの、逆にマスメディアの自主規制が掛かっていない分、ある意味で真実に肉薄している場合もあるのかも知れません。今回の大相撲の八百長問題にしても。ずいぶん前から週刊誌などでは取り上げられていたことですが、これまで大手の新聞社やTV局は、そのことに口を閉ざしていました。知っているのに知らないそぶりを決め込んでいたというわけです。メディア側のこういう姿勢が、マスコミ不信を生み出したのでしょう。私自身は、情報はプロの手できちんと整理された形で流された方がいいと思っているのですが、ビジネス上の思惑で、ねじ曲げられたり、伏せられたり、ニュースとしての優先順位を変えられたりするのなら、かえってプロの存在自体が有害だとも思ってしまいます。話を元に戻して、新聞社は紙の新聞の発行にこだわり続けるのでしょうか?TV局はTV受像機という媒体を取り上げられたら、にっちもさっちもいかないのですが、新聞社は紙という媒体を取り上げられたとしても、インターネットでニュースの配信が可能だということです。思い返せば、ホリエモンとフジテレビ、楽天とTBSの株式の買い占めを巡っての攻防というか騒動があった時は、買い占めた側はTVとネットの融合を声高に叫んでいましたが、今となってみれば、当時の発想とは別の次元で、TVはインターネットに取り込まれつつあるようです。テクノロジーの進化といえばそれまでなのですが、「時代なんてパッと変わる」という広告コピー通りです。もう一方の新聞は、本来のジャーナリズムに立ち返って、ニュースの深耕に全勢力を注ぐべきでしょう。ジャーナリストとして生きて行くと決めた限りは、清貧に甘んじてでも世のため人のために生きてもらいたいものです。