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2010.10.18 Mon

「電子書籍と携帯情報機器の普及にともない、伝統的な「紙の本」は今後5年以内に姿を消すだろうーー。途上国の子どもたちにノート型パソコンを配布するプロジェクトを立ち上げた米科学者、ニコラス・ネグロポンテ氏がこのほど、CNNの番組で自説を紹介した(CNN.co.jp)」のですが、この人の説を要約すると、先進国より発展途上国で、より早く電子書籍が普及するだろというもの。なぜなら、同氏らが進めている途上国の子どもたちにノート型パソコンを配布するプロジェクト「『ワン・ラップトップ・パー・チャイルド(OLPC=1人の子どもに1台のラップトップを)』では、『1台のパソコンに100冊の本を載せ、それを100台送れば、村には1万冊の本が届くことになる』」ということで、本を読むことで知識の吸収を望む子供たちに効率よく本を提供するには電子書籍が最適だということです。しかし、この場合の電子書籍は英語の本です。英語はこういう形でも世界共通語の地位を確実に手に入れていくのでしょう。以前読んだ「日本語が滅びるとき」の中でも、インターネット時代の英語と国語の問題が語られていましたが、電子書籍によって英語の世界共通語化が一層加速することでしょう。かえって、日本などでは、電子書籍の普及は遅れるのかも知れません。日本文化の一部としての日本語の、それも書き言葉、なかでも文学の言葉としての日本語は、まさにガラパゴス諸島の動物たちのように、独自に進化し続けることはできても、思考の言葉としての世界との接点は失っていくのでしょう。ところが、最近の若い人はあまり海外に出ようとしないと言われています。せっかくチャンスをもらえても尻込みする場合も多いらしく、そういえば、我が愚息もドイツに1年間行かないかという話があったのですが、断ったようです。もったいない。

昨日は今年最後の甲子園詣ででした。6回までは6対2で勝っていたのですが、魔の7回表、久保田君が1点を失った後、高橋某に痛恨のツーランを打たれて1点差に。さらに、8回表、守護神だったはずの球児が、相手クリーンナップを抑えきれず逆転を許し、9回裏の攻撃でも、城島のあわやセンターバックスクリーンに飛び込むかと思われた飛球もあえなく失速。続くブラゼルもファールで粘ったあげく空振りの三振。最後の最後に金本アニキを代打で出すものと思っていたのに、真弓監督は浅井をそのまま打席に送り、万事休す。今シーズンのタイガースの戦いは、尻すぼみで幕を下ろしました。そういえば、矢野の引退試合をぶちこわしたのも藤川でした。さらに、真弓監督は、9回表の守備でキャッチャーを城島から矢野に交代さず、矢野の最後の晴れ姿をファンの目に焼きつけさせてくれませんでした。試合を捨てるわけにはいかなかったというでしょうが、それって正論ではあっても、正解ではないと思います。それ位のことしかできないと器の小ささを感じます。試合に負けても、ファンの心を引きつけるゲームになるように采配できるのが、名監督の器というものでしょう。この日は私の観戦全試合勝利の不敗神話(と言っても、今シーズンだけですが)がもろくも崩れ去った一瞬でもありました。それも久保田君、球児の継投で逆転負けという最悪のパターン、昨シーズン後の赤星のリタイア、矢野のシーズン途中での引退表明、金本の連続フルイニング出場の終焉、下柳の出番もぐっと少なくなってしまったということは、ひとつの時代が終わったということでしょう。「幾時代かがありまして 黄色い戦争ありました 幾時代かがありまして 冬は疾風吹きました 幾時代かがありまして 今夜此処での一と殷盛り 今夜此処での一と殷盛り」という中原中也の詩の一節を思い出しました。疾風が吹いて、盛り上がったのは7回裏の桧山の打席まで。8回以降、打線は沈黙(鳥谷のヒットはあったものの、次打者の4番がライトフライで凡退)。何とも後味の悪い敗戦でした、ま、後味のよい敗戦などあるはずもないでしょうが・・・。来シーズンは球場に足を運ぶ機会が少なくなりそうです。なにしろチケットは3月早々に発売され、土日の試合はほとんどその時点で完売になってしまうのですから、このままでは、勇んでチケットを購入しようという意欲が湧きません。またしばらく冬の時代、忍従の日々が始まります。そういえば、昨日は隣が讀賣ファンという最悪の座席でした、せっかく奮発してグリーンシート最前列の席を手に入れたのに・・・。