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2010.07.26 Mon

いやはや重かった。暑かった。猛暑のなか23日の金曜日に、シーズアワードのトロフィーと副賞のドンペリを持って東京支社まで行って来ました。支社のオフィスの周辺は、原宿表参道という最新流行の発信地だけあって、平日の昼間にもかかわらず人がいっぱいでした。私は表彰式の後の昼食会で近所の中華料理店に行った後、渋谷の宮益坂まで猛暑の中を歩かされ、あまりの暑さでくたくたになりました。東京支社のオフィスは、いかにもタコにもな雰囲気で、今回のトロフィーの横には、昨年度のグランプリのトロフィーとともにカンヌ国際広告賞のライオンのブロンズが鎮座していました。当日夜に東京暮らしをしている息子と恵比寿ガーデンプレイスで飲みました。ここも人でいっぱいでした。東京はどこへ行っても人だらけ。どこからこんなに湧いてくるのかと思うほどです。首都のパワーを感じました。翌朝、渋谷のスターバックスでモーニングコーヒーを飲みましたが、ここも人でいっぱいでした。大学時代の友人が渋谷のマンションの一室を事務所にしているというので、行ってみると、そこはよく言えばオタクのおもちゃ箱、悪く言えばゴミ屋敷でした。何しろ床と言わず、テーブルの上と言わず、あらゆる所に、雑誌やCD-ROMが散乱しており、ゴミの中にカメラやプリンターなどの本体と同時にパッケージやら取説やらも埋もれています。このカオスの空間で、毎日友人は落語のCDを聞いたり、映画のDVDを見たり、ビートルズを聴いたりして時間を過ごしているようです。もうほとんど仕事はしていないらしく、ある意味で悠々自適の余白の人生を歩んでいるのですが、そんな彼も生活上の諸問題を抱えており、何とも悩ましいその暮らし振りでした。翌日、名古屋のもう1人の友人宅に立ち寄りました。彼は50歳過ぎからプロのアーティストとして画壇デビューを果たしたのですが、個展を開催していると言うので、地下鉄で2駅向こうのギャラリーまで作品を見に行き、その後、彼の自宅で一宿一飯の恩義に預かることになりました。名古屋のモダンアートのマーケットがどの程度の規模なのかは分かりませんが、なかなか絵が売れないようでした。私の印象としては、大変好ましい絵でした。しかし、段ボールに描かれていて、額縁もないので、部屋に飾るにはやや難ありというのが正直な感想でした。彼の家は名古屋のど真ん中にあるのですが、町内会で人が棲んでいるのは2軒だけとか。通りを隔てた家の前は広い駐車場に、隣は空き地に、反対隣はビジネスホテルになっていました。栄枯盛衰は世の習いとは言うものの、地域格差がますます広がっています。東京への一極集中は避けられませんが、地方が生き残るには、ドメスティックな対応だけでは無理なんじゃないかと思います。暑さでへろへろになった2泊3日でしたが、現代日本の一側面を自身の目で確かめられ、貴重な経験になりました。