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2010.05.27 Thu

「電子出版物への関心が世界的に高まる中、ソニー、凸版印刷、KDDIと朝日新聞社の4社は27日、今年7月1日をめどに電子書籍配信事業に関する事業企画会社を設立すると発表した。(中略)事業会社は、出版と新聞コンテンツの収集、電子化、管理、販売、配信、プロモーションを手がけ、それに必要なシステムの企画、開発、構築、提供を行う。さまざまな端末を通じてコンテンツを提供する予定。(中略)米国で人気のアマゾン社の電子書籍専用端末キンドルの日本での発売は未定で、アップルのiPadは専用端末ではない。電子書籍専用端末の普及が進む米国でアマゾンと人気を分け合っているソニーと、携帯電話で日本の電子書籍市場を開拓してきたKDDIの新端末に注目が集まる(asahi.com)」というのですが、さまざまな端末に配信するってことは、iPad包囲網の一環なんでしょう。講談社は先日「京極夏彦氏の新刊『死ねばいいのに』を、今月28日に発売される多機能携帯端末『iPad』でも電子書籍として発売すると発表」していましたが、出版社としては、様々な端末向けに電子書籍を配信することになるのでしょうか?それだったら、iPadの一人勝ちにはならないでしょう。と言うか、iPadは負けてしまうかも知れません。少なくとも我が国においては・・・。なぜなら、現在の日本では、若い衆のニーズに応えられないものは受け入れられないからで、アップルが暴力や性的表現を排除する目的でマンガを検閲して、iBookストアで販売させないなんて言い出すと、お客が激減するような気がします。スティーブ・ジョブスの志を私自身は高く評価する者ですが、i Padはあくまで便利な道具でしかないのに、コンテンツにまで干渉するのは、やはりやり過ぎの気がします。でも、これくらい敷居を高くしておけば、教育機関の御用達にはなれそうですし、スティーブ・ジョブス自身はこれ以上の富は望んでいないでしょうし、ポルノや暴力にまみれた、汚れちまったiPadではなく、清く正しいiPadではあり続けて欲しいのでしょう。確かにスティーブ・ジョブスは現代の造物神のようなものです。神は自分が創り出した人間がこれほどまでに愚かしい存在だとは思わなかったと、悔やんでいるかも知れません。スティーブ・ジョブスは造物神の二の舞は演じたくないのかも・・・。

「米アップルの時価総額が、長年IT業界首位の座を守ってきたマイクロソフトの時価総額を26日の終値ベース計算で上回り、業界トップに立った。マイクロソフトはもう主導的存在ではなくなったという消費者の認識が市場で裏付けられた格好だ(CNN.co.jp)」っていうのですが、何を隠そう私はアップルの株主なんです。といっても1株株主ですが。今を去る7年前の1月に100ドル程度で購入した株が今や233ドル、2倍以上になっています。iPodは2001年の10月発売ですから、アップルとしては少し業績が持ち直した頃です。それでも現在のような隆盛は、誰も想像だにしていなかったのじゃないでしょうか?iPodの成功の後、アップルはパソコンより情報端末の開発に軸足を移したようです。最近では、ノートパソコン以外に新製品がほとんど出てきません。デザイン業界にとっては、マシンの選択に困る状況です。

今朝の東証の寄りつきは、「欧州の金融システム不安が根強い中で弱材料に敏感に反応しやすくなっており、一時100円安の9390円と、昨年12月1日以来、約半年ぶりの安値水準まで売られた(日経新聞WEB刊)」のですが、前引けは少し戻して9,467.63円になっています。いずれにしろヨーロッパが落ち着かないと、株価はこの状況が続くでしょう。円相場も円高基調は変わらず、1ドル=90円、対ユーロも1ユーロ=110円を切りました。またぞろやっかいな事態です。日本経済が少しばかり上向いたからと言って、我々の業界に恩恵が及ぶのはかなり先のことでしょうが、逆の反応は思いの他に早く、一気に受注量が減少します。ほとんど神頼みのような感じなんですが、サッカーの日本代表同様、決して負けられない試合が続きそうです。がんばれNIPPON!