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2010.02.23 Tue

アートディレクターの佐藤可士和さんのマネージャー、佐藤悦子さんとジャーナリストの清野由美さんとの対談を「日経ビジネスON LINE」の特集記事で読みました。その中で、印象に残ったのは下記の部分です。
清野 ああ、今、お話をうかがいながら字義の確認ができたのですが、私たちが『クリエイター』と言う時、それを『アーティスト』と混同しているところがあるんですね。でも、両者は違うんですね。デザイン界や広告業界における『クリエイター』とは『問題解決者』のことで、アーティストは『表現者』である、と。
佐藤 はい。もっと正確に言えば、デザイン界におけるクリエイターとは『問題解決者』であり、かつ『表現者』のことです。
清野 でも、つい『表現者』のアイデンティティが先に来てしまう、と。
佐藤 ええ、そうです。問題解決者であり、表現者であるべきなんですけれど、表現者であるとは思っていても、問題解決にはさほど興味のない方も多いように思います。
清野 でも、その字義の混同がずっと続いているから、逆に佐藤可士和がちゃんと世に出ることができた、とも言える。その辺りは逆説的ですね。

「2009年の日本の広告費は5兆9222億円で前年より11.5%減り、調査を始めた1947年以降で最大の減少率となった。インターネット広告が初めて新聞広告を上回り、テレビに次ぐ『第2の広告媒体』となった(asahi.com)」ようです。実感としては、まだピンときませんが、新聞をとっていない世代がこんなに増えてしまっては、新聞広告に未来がないのも致し方のないところです。新聞社がネットでニュース速報を流すことも、自分で自分の首を絞めていることになると思いますが、かと言って、ネットにニュース速報を流さなければ、新聞を買って読んでくれるようになるとも思えませ。まして、速報性では電波媒体に勝てっこありませんから、新聞は詳報性と解説記事に活路を見いだすべきでしょう。しかし、横並びの記者クラブ垂れ流し記事では、詳報性にもあまり期待できません。毎日発行する形態自体をやめるべきでしょうか?週一なら週刊誌が、月一なら月刊誌があるし、日刊だからこそ新聞なのですが、日々発刊しなければならない紙面で、そんなに詳しい解説記事も書けないでしょう。詰まるところ、新聞というメディアの存在基盤がなくなりつつあるということでしょうか?ただ、新聞社の取材ネットワークは、TV局や週刊誌の比ではありません。iPadやキンドルでの配信は、延命策の一つでしょうが、いっそのこと、無料で記事を配信することを一斉にやめてしまい、iPadやキンドルなどの有料コンテンツとしてしか記事を読めなくしてしまえば・・・。