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2009.10.08 Thu

午後からはすっきり晴れ上がりました。台風一過はこうでなくっちゃ。『ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)』を開発、公開し、ゲームソフトや映画の違法コピーを容易にしたとして、著作権法違反ほう助罪に問われた元東大助手金子勇被告(39)の控訴審判決公判が8日、大阪高裁であり、小倉正三裁判長は「中立な技術を提供しただけの行為はほう助に当たらない」と述べ、罰金150万円とした一審判決を破棄、無罪を言い渡した(jiji.com)」のは確かに正論です。出刃包丁を使った殺人事件があったときに、その包丁を作った人が咎められないのと同じようなものでしょうか。ただ、このソフトがインストールされていたパソコンがコンピュータウイルスに感染したことが原因で、個人データや非公開が前提のデータがネット上に流失する事態が続出したことを考えると、諸刃の剣どころか取り扱い次第で非常に危険な代物であることを、作者は公開する時点で塾考すべきだったとは思います。

台風一過。すっきり秋晴れとはいかなかったようですが、会社に着く頃には風も収まり、町並みにも台風の後遺症はあまり感じられません。昨夜の3時頃には激しい風の音で目が覚めました。TVをつけると、台風は紀伊半島の東海上を北上し続けているところでした。大阪は直撃を免れましたが、この先進路に当たる地方に被害が出ないことを祈ります。「米ネット通販最大手アマゾン・ドット・コムは7日、米国で販売している電子書籍端末『キンドル』を、日本を含む100カ国以上で発売すると発表した(asahi.com)」ようですが、今朝阪急百貨店の前を通ったときにも、予約購買者の列のための準備をしていました。しかし、まだ並んでいる人はいませんでした。ところで、この「キンドル」は、279ドル(約2万5千円)もするのですが、電子書籍を読むために、そんなに払ってもいいという人がいるのでしょうか?私の感覚では、やや高いように感じます。しかも、ダウロードの際に、1冊あたり10数ドルかかるのだったら、アマゾンで実物の本を買う方が所有欲は満足できそうです。ま、物欲から切り離された知識欲の充足のためにのみ書物を読む人にとっては、読みかけの本やまだ読んでいない本が場所ふさぎにならないし、たくさんの本を携帯できるのでいいのかも・・・。一方、グーグルが書籍のデジタル化を著作権者に無断で行って、ネット上で公開した「グーグルブックス」の集団訴訟の方は、「今後の進行協議が7日、ニューヨークの連邦地裁であり、裁判長は新たな和解案を11月9日までに提出するよう当事者に求めた(asahi.com)』ようです。果たして落としどころはどこなんでしょう?書籍のデジタル化は時代の趨勢とは言うものの、グーテンベルク以来の印刷や装丁・造本の技術、アナログの書籍の持つの文化的価値感も失いたくないものです。ただ、若い頃に読んだ本、買ったけれど読まなかった本が、本箱にぎっしり詰まっていても、所詮所有者が死んでしまえば、いずれは処分されるのであれば、デジタルブックでもいいかなとも思います。レコードがカセットテープになり、CDになり、今や、楽曲のダウンロードが当たり前になったことを考えると、デジタル化できるものは、早晩デジタル化される運命です。アナログへのノスタルジーは20世紀生まれの旧人類特有のものと嗤われる日も近いでしょう。