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2009.08.26 Wed

「この公職選挙法、しかし、思わぬ副産物を生んだようだ。自分の党の主張をせず、他党を下卑た表現で揶揄する活動である」NIKKEI ONLINEのコンテンツのひとつ、シリーズ「政界ガラガラポン」での吉田鈴香さんの言葉です。私もそう思いました。WEBをネガティブキャンペーンに利用するのは、巨大掲示板サイトに跋扈する匿名野次馬と変わりません。ネガティブ・キャンペーンというのは、どちらかといえば形勢が不利な方がやるようです。アメリカの大統領選でも、ネガティブ・キャンペーンが話題なったことがありますが、ネガティブ・キャンペーンのおかげで逆転勝利した例はあるのでしょうか?マニフェストマッチングサイトというのがあるのでアクセスしてみましたが、各党のマニフェストの中で、どの政策に一番親近感を感じるか、支持できるるかを政策ごとに選んでいけて、最終的に最も多く支持した政策をマニフェストに載せている政党が、あなたの支持政党だという仕組みなんですが、ハタと思いました。マニフェストって、政権交代が可能な2大政党間しか意味がないんじゃないでしょうか?国会議員数が5人とか10人の小数党の場合、マニフェストにいくら立派なことが書かれていても、実現する可能性は限りなく小さくなります。連立政権に入ったら少しは実現できるとも言えますが、ひとつの党で安定多数を確保すれば、たとえ連立政権に入っていても少数党の影響力はたいしたことがないでしょう。結局、マニフェスト選挙はイギリスのような2大政党制が定着している国の選挙手法なんだと思います。フランスやドイツは連立政権が普通だから、マニフェスト選挙なんてやってないんじゃないのかな?

NIKKEI ONLINEの記事からもう一つ紹介したい。フェルディナント・ヤマグチの「走りながら考える」で、電気自動車が普及するためには、インフラ整備の問題があるのじゃないかとの質問に対して、慶応大学の清水浩教授の答えです。ちょっと引用が長いのですが、「インフラね。皆さんそう言います。インフラについても言いたいことが山ほどある。そもそもインフラが整ってから普及した技術なんて無いんです。」「あくまでも人が望む良い製品であれば、です。だから何と言っても最初に良い製品を作ることが大切です。そうすればインフラは間違いなく後から着いてくる。特に電気自動車のインフラなんて簡単ですよ。だってコンセントさえあればいいんですから。」「石油を焚いて発電して、送電をして、充電をして、モーターを回して、電気自動車を走らせるとすると、元の石油から見て一体どのぐらいの効率で走れると思いますか? 答えは約35%。発電ロス、送電ロス、と積み重ねて行くと。それくらいになる。ところが普通のクルマでガソリン使って走ると、そのエネルギー効率は、まあ良いところ8%台。つまり4倍もの損をしている。」まさに目から鱗です。で、石油に代わるエネルギーの供給方法については「本命はやはり太陽電池です。風力も波力も結局大元のエネルギーは太陽エネルギーです。太陽光電池は悪くてもエネルギー変換効率が約10%。バイオはというと、植物が太陽のエネルギーを吸ってエネルギーに変換する能力なんて、せいぜい太陽電池の100分の1。そこからメタノールを作って電気を取ろうとしたら、またその10分の1。つまり同じエネルギーを得るために、面積が1000倍も必要なんですよ、バイオは。」なんだそうです。さらに、「ただこれだけは言えます。世界中の誰でも良い。これはいいなと思える電気自動車を1本のラインで10万台造ったら、そこから7年間で車は電気に入れ替わります。」とのこと。その日が1日でも早まることを期待しています。