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2009.08.11 Tue

「やはり社会の変動期だからでしょうね。まず社会に何が起こっているかという具体的な事実を知りたいし、同時に、なぜそのような変動が起こっているのかという原理的な理由も理解したい。いまもっとも必要とされているのは、事実を原理的に説明できる「知」だと思いますね」日経ビジネスオンラインの対談での芹沢一也さんの発言です。この人の専門は近代日本思想史、現代社会論で、SYNODOSという「知の交流スペース」を主宰していて、『経済成長って何で必要なんだろう?(光文社)』という本を共同編集しているようです。例えば、経済や雇用、社会保障、安全保障の問題にしても、現在進行形の事実とそのバックボーンにある理由を知りたいだけでなく、様々な要素が絡み合って混沌としている現代を理解したいという欲求があるのですが、「ジャーナリスティクな言論でもなく、印象批評的な社会評論でもない、アカデミックな『知』に裏打ちされた社会的な言論です。それも学問領域を異にする複数の専門家たちが、党派性をこえて紡ぎだしていくような言論」は、新聞を読んでも、雑誌を読んでも、あまり出会わない。まして、TVでは皆無といってよいでしょう。