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2009.07.30 Thu

この秋から冬にかけての新型豚インフルエンザ流行に備えて、日本でも大量に備蓄されている抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」は、「シキミ科の植物トウシキミから抽出されるシキミ酸を原料に合成。トウシキミは主に中国で栽培されているが、天候に生産量が左右されるうえ、タミフルの需要増加により、枯渇する可能性が指摘されている(asahi.com)」という記事を読んで、ちょっと驚きました。しかも、そのトウシキミの種子が中華料理の香辛料として有名な「八角」だと知って二度びっくり。「タミフルは2017年ごろには特許が切れ、後発医薬品(ジェネリック)としての製造販売が可能になる。国内外で10以上のグループが、シキミ酸を用いない新規合成法の開発に取り組んでいる」ようですが、今回岡山大の研究グループが、シキミ酸を使わない安上がりな合成法を開発したらしく、早く実用化できたらと思います。先日、朝日新聞の「GLOBE」で「製薬会社の特許切れとジェネリック医薬品」の特集をしていましたが、年間売上高10億ドル以上のブロックバスターと呼ばれる薬が128品あり、そのうちの多くが2010年以降に特許が切れるそうです。確かに新薬の開発には膨大な費用がかかるので、新薬を独占的に販売できる特許権を開発した製薬会社に与えるのは妥当でしょうが、特許切れと同時に製造販売されるジェネリック医薬品が製薬会社の経営を左右しかねないという現実は、なかなか悩ましい問題のようです。特許と言えば、高校の同級生が弁理士で、日本でも有数の国際特許事務所らしく、 たぶん、その男が同級生の出世頭ではないかということですが、彼の現在までのサクセスストーリーを漏れ聞くと、まさにグローバル経済の時代を運と才能と努力で走り抜けたようです。

「アメリカのソフトウエア最大手「Microsoft」とインターネット検索大手の「Yahoo!」は29日、インターネット検索事業で提携すると発表し、検索市場最大手の「Google」に対抗することになった(FNNニュース)」ようです。グーグルが登場したとき、広告バナーのない、すきっとした検索語の入力画面に驚いたのを覚えています。「米国のネット広告市場は07年に200億ドル(約1.9兆円)を超え、3年間で倍以上に拡大した。昨秋以降は不況の影響を受けているが、今後も成長するとみられる。この市場では、グーグルが検索連動の広告を表示する技術を磨き、ネット上の無料サービスを増やしてユーザーをさらに引きつける事業モデルを確立。直近のシェアは25%で、ヤフーの3倍強、MSの6倍強のシェアを誇(asahi.com)」っているのですから、業界1位だけが生き残れる「ひとり勝ち」が当たり前のインターネットの世界で、2位以下の企業が何とか活路を見いだすために提携するのは仕方のないところですが、なにもそこまですることはないんじゃないかと思ったりもします。トヨタがひたすら販売台数世界一を目指して、車を売りまくっていたことが、結果として世界経済や地球環境、労働問題、社会保障など様々な分野で、現代社会の綻びが顕わになった原因のひとつになっていたりするのじゃないでしょうか?近頃、私の座右の銘は「知足」です。自分の脚力がどの程度かを知るということではありません。「足るを知る」です。