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2009.05.27 Wed

昔は大学の経営学部に行くのは中小企業の社長の息子と相場が決まっていた(と思う)のですが、近頃はハーバードなどのビジネススクールで取得したMBAの資格が幅を利かし、実体経済とは無縁の世界で、株や為替や債権を転がし、巨万の私利を貪ったことが、今回の世界同時不況の元兇だと、ビジネススクールとその卒業生が糾弾されています。確かに、経営学を学ぶことは、経営者としての科学的思考を養い、近代的な経営手法を身につける上で役に立つでしょうが、あくまで企業を経営するための学識であって、その知識を使って、誰かのお金を奪って自分だけが儲けるのでは、まともな職業とは言えません。一般の経営者は多くの従業員とその家族の生活を背負っており、志を持って世の中の役に立つ商品やサービスを提供することで収入を得ています。もちろん、創業者利得で巨万の富を得た人もいるでしょうし、一族郎党がその恩恵に浴していることもあるでしょう、でも、これは持って生まれた幸運と言うしかありません。現代の日本に生まれたことの幸運と同じようなものでしょう。いずれにしても、金融ビジネスが曲がり角に来ていることは事実です。本来の姿に戻ることが出来るのか、あるいは、別の進化があるのか、知恵ある人は人類共通の課題に真剣に取り組んでもらいたいと思います。京大の山中先生の爪の垢でも煎じて飲めよと言いたいくらいです。広告業界も、儲かっている企業の先棒担ぎをするばかりの、決して志の高い業界とは言えないのですが、世界経済を破綻させるほどの悪事を働いているわけではないでしょう。

今朝の朝日新聞に、浅田真央ちゃんがテレビタレントイメージ調査(09年2月にビデオリサーチが東京駅を中心とした半径30キロ圏内に済む10才~69才の男女各500人を対象にアンケートを実施)の女性タレントの人気度で、実に51.0%を獲得して、堂々の1位に輝いたという記事が出ていました。ちなみに女性の2位はベッキーで、3位は吉永小百合です。浅田真央(ちゃんというべきか、さんというべきか)は、試合の後で、あのどこか仏像に似た柔和な表情で、にっこり笑う笑顔を見ると、いましがた常人の想像を絶する超絶的な技を披露したトップアスリートとはとても思えないあどけなさなのですが、その落差というか、親しみやすさが人気の秘密なんでしょう。長野オリンピックの頃の伊藤みどりさんの場合は、まなじりを決して世界に挑むという必死さが、その表情からひしひしと伝わってきたのですが、彼女は、たおやかな肢体同様、しなやかに緊張感をいなしてしまう感じがします。それも日々の練習の賜なんでしょうが、生まれ持った素質も大きいと思います。アスリートという存在は、その競技種目が限りなく好きで、しかも、常に自分を高みに引き上げようとする意志というかストイックな志を持っていないとなれないのでしょうが、悲壮感の漂うような必死のパッチさではなく、軽々と宙を舞うような軽味を見る人に与えられるのが、真の天才アスリートなんでしょう。当然、彼女はTVCMにも引っ張りだこですが、練習のための費用やプロのコーチを雇う費用など、半端じゃない費用がかかるそうですから、未曾有の不景気とはいうもののスポンサーはギャラを奮発して欲しいものです。ガンバレ!真生ちゃん!キム・ヨナもちょっといい感じ。