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2009.04.16 Thu

アパレルメーカーのレナウンが経営再建中だということを今日知りました。レナウンと言えば、シルビー・バルタンを起用したコマーシャルソングが真っ先に想い出されます。シルビー・バルタンはフレンチポップスの歌手で、私が中学生の頃に「アイドルを探せ」でデビューしました。現在でも活動しているようですが、もうとんでもないおばあさんでしょう。当時の彼女のキュートな容姿は西洋人形のようでした。私と友人は、映画「アイドルを探せ」の封切り初日に、連れだって映画館に彼女を観に行きました。当時、中学生は保護者と一緒でないと映画館に行ってはいけなかったので、友人の家の人が連れて行ってくれたと思います。スクリーンに映し出されたシルビー・バルタンは、自分たちのまわりには存在しない生きた妖精の印象で、うっとりしながらそのすきっ歯の口元を見つめ。舌足らずな歌声を聴いていました、彼女は1944年8月15日にブルガリアで生まれたそうですから、デビュー当時18才、生粋のパリジェンヌではないのですが、中学生になって、アメリカだとか、イギリスだとか、フランスだとかの若者文化に自発的に触れ始めた丸刈りの中坊にとっては、まさに憧れのスターだったと言えます。しかし、この歌の歌詞は、かなりエロチックだということを、今日ネットで発見しました(http://www.eigo21.com/03/pops/plusbelle.htm)。とても丸刈りの中坊が聴くような内容ではなさそうです。タイトルからして、映画の「アイドルを探せ」とは何の関係もない「La plus belle pour aller danser=ダンスに行く女の子の中で私が一番キレイわ」といった意味のようです。歌詞の後半には、「私の望みは 着るのを夢見たこのドレスが 自分ひとりで一針一針 縫ったこのドレスが しわくしゃになって そして私が結った髪があなたの愛撫で乱れること」とか「夜が 翼をたたむたび 私はいつも夢を見る 夢を見るシルクとレースに包まれて ある夜 一番きれいな女になる夢を」なんてのもあります。ま、日本人が外国の歌を聴くときは、大抵歌詞を理解せずに、メロディやアレンジだけを楽しんでいる場合がほとんどなんですが、それにしても、こんな色っぽい歌だとは知りませんでした。それもそのはずで、シャルル・アズナブールが作詞していました。日本でも、アイドル歌手にきわどい内容の歌詞を歌わせるというのが結構ありましたが、ここまでストレートな歌詞ではなかったと思います。同じ頃、ビートルズが衝撃的なデビューをしました。シルビー・バルタンは。私にとってあくまでアイドルでしたが、ビートルズは、ある意味で、その後の人生の水先案内人となりました。