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2009.03.10 Tue

昨日は、某デザイン専門学校の卒業制作展の審査員として、若いデザイナーたちが考えた商品企画とその商品のプロモーション展開案のプレゼンテーションを受けました。7人の作品を見たのですが、全員女子でした。う~ん、この業界に入ってくる若者は、いよいよ女性ばかりになってしうのでしょうか?作品も女性の視点から発想されたものが多く、中にはきらりと光るアイデアもありましたが、全体に20歳の若者の感性の爆発のようなものは感じられませんでした。グラフィックにしろWEBにしろ、デザイナーというのは、課題を与えられてその答えを出すのが仕事だと思うのですが、課題自体を自分で考え、それを具体化するのはかなり難しい思考のプロセスだと感じました。私など、仕事の依頼が来るまで何も思いつかないのですが・・・。クリエーターという人種は、役者に似たところがあります。オフの時は、ひたすら充電に励み、頭の引きだしにネタを仕込む時といえるでしょう。一旦オファーがあれば、仕込んだネタを引き出しから出して企画案を捻り出さなくてはなりません。充電をせずに放電ばかりしていると、本質的にオリジナルなものが提案できず、おざなりに表面処理したものしか作れなくなります。ま、これだって職人的スキルはいるのですが・・・。いずれにしろクリエイティブという仕事は実に難しい仕事です。難しい仕事の割に、経済的にも精神的にも報われないことも多々あります。私たちの若い頃は、いずれ独立して一国一城の主になるという青雲の志のようなものがある種のモチベーションになっていたのですが、現在では簡単に独立開業というわけにも行かなくなってしまいました。結果として、女性にとってはキャリアになる仕事なんですが、男子一生の仕事としては、将来性に物足りなさを感じる若者が多くなったのではないでしょうか。活きのいい男子がどんどん飛び込んでくるような未曾有の可能性がある業界にもう一度戻さなくてはと痛感しました。