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Month: 2008 May

2008.05.29 Thu

お得意先からの帰りに、カーラジオでAM放送を聴いていると、(クルマで聴くラジオはもっぱらAMです。FMはどうもいけません。DJが妙に軽いノリでくだらないおしゃべりをするのが耐えられないのです。AM放送だって、おしゃべり中心の番組ばかりじゃないかと言われそうですが、AMの場合は、パーソナリティと呼ばれる人がいて、アシスタントやゲストとの掛け合いトークが番組の根幹になっています。パーソナリティはアナウンサーであったり、タレントであったり、文化人や芸人であったりするのですが、少なくとも話芸の素養のある人が番組の進行役をやっているとは言えます。ただ、音楽は歌謡曲やJPOPが中心となるので、私の嗜好にはまったく合いませんが・・・。ところが、FMの場合は、スピーカーから流れて来る今時の音楽も耳に心地よくないし、DJと呼ばれる連中が、本来は音楽の紹介をするのが役目にもかかわらず、英語を交えたくだらないおしゃべりをしすぎるのが癇に障るのです。ま、私が歳をとったことも大いに関係があるのでしょうが・・・)話が脱線しすぎましたが、番組の中で、深夜のTVショッピングの話をしていました。深夜のTVショッピングを観たことがなかったのですが、最近は番組中に視聴者が買い物をするために電話を掛けると、その人を番組に生出演(といっても声だけですが)させたりするそうです。深夜にもかかわらず、番組自体がライブなんですね。この手法で視聴者を番組に参加させると、奇妙な連帯感、親近感が視聴者と番組の進行役の間にできるらしく、まるで新手の宗教の話のように感じました。TVショッピングしている人たちは、圧倒的に主婦が多く、どうも親身になって話をしてくれる相手を求めて、番組に電話を掛けてきているようなニュアンスでした。なんだかおかしな時代です。AMラジオでは、番組中に聴取者に電話を掛けて話をするってのはよくありますが、TVは一方的に番組やコマーシャルを流すだけのものだと思っていたのですが、深夜の時間帯では、すでにインタラクティブなコミュニケーション手法を取りこんでいたんですね。今後地デジ放送が本格化すると、一層パーソナル・コミュニケーション化するのでしょう。インターネットのインタラクティブコミュニケーションツールとしての役割をTVが肩代わりしようとしているとも言えそうです。しかし、これはあくまでローカル局の深夜だから可能なことで、同一番組を全国ネットで放送する従来のTVというメディアは、あきらかに曲がり角にきています。NHKもさっさとペイTVにして、観たい人だけお金を払って観るようにすればいいと思います。大事件や地震の時は、スクランブルを解除して誰でも観ることが出来るようにすればいい訳ですから。

2008.05.23 Fri

河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)の没後120年記念特別展が、ついこの前まで京都国立博物館でやっていました。見に行こうと思っていたのですが、結局見そびれてしまったので、「河鍋暁斎没後120年記念 絵画の冒険者展」の図録をYahoo!オークションで手に入れました。この河鍋暁斎という画家というか絵師は、北斎と並んでヨーロッパでは有名だったらしいのですが、日本の中学や高校の美術史の授業では絶対に教えないと思います。それにしても、この独特の画風はどこから生まれたのでしょう?狩野派と浮世絵とポンチ絵のミックスジュースといったところ。何しろ美人画、武者絵、幽霊画、妖怪百鬼夜行図、地獄絵図、動物画、戯画とそのレパートリーの広さにも驚くのですが、それぞれが、まさに「神は細部に宿る」筆致というか描写力でした。図録では実際の絵のサイズは分からないのですが、実物はもっと迫力があるのだろうと思います。ところで、この画家は美人画と同じくらいの情熱を込めて、亡者、骸骨、幽霊、閻魔、鬼、妖怪といった異形の者たちを描いています。しかも、単に恐怖心を煽るだけでなく、(さすがに幽霊や死体を描いたものは不気味なのですが)ユーモラスな面を強調したものが多く、特に閻魔や風神雷神といった、これまでの日本画の世界では絶対的な権力者、魔物あるいは神と言う位置づけだった存在の弱点というか人間らしさ(というのも変だけど)にスポットを当てています。閻魔は綺麗なおねーちゃんの前でたじたじとなり、風神は鷹に追いかけられて慌てふためき、骸骨は三味線を弾いていたりします。有名な鳥獣戯画と同じモチーフの動物や虫の戯画も面白いのですが、気に入ったのは地獄極楽巡りの絵です。極彩色のパノラマ写真のような画面は豪華絢爛。この絵を眺めていて、DVDで聴いた桂枝雀師匠の「地獄八景亡者の戯れ」という落語の大作を思い出しました。地獄を陰惨なところとしては描かず、とことん関西ノリの脳天気な登場人物ととんでもない場面設定で、ご陽気に、馬鹿馬鹿しく地獄ツアーを描き切った噺です。日本人の中に脈々と流れる諧謔精神は、大衆芸能の分野で遺憾なくその真価を発揮するようです。広告もターゲットは一般の人々であり、広義には大衆芸能のようなもの。諧謔精神あふれる面白い広告をもっと見たいものです。ところで、この図録には春画は1点も掲載されていないのですが、きっとこのオヤジ、春画もいっぱい描いていると思います。

2008.05.22 Thu

窓の外の国道1号線を一日中多くの自転車が行き交います。大抵はママチャリなんですが、ロードバイクやクロスバイク、MTBも結構多く、スポーツバイク乗りが増えていることが実感できます。ところで、自転車乗りのマナーの悪さや交通ルール違反もこのところマスコミでよく取り上げられています。たとえば、携帯電話を掛けながらの走行とか、車道の逆走とか、歩道の猛スピードでの走行とか、信号無視とか、一旦停止違反とか、確かに危険きわまりない走り方をする人が結構多くいます。自転車は歩くより短時間で遠くまで移動ができ、多少の荷物なら運ぶこともでき、運動不足の解消にもなり、二酸化炭素の排出もなく、メタボ対策の面でも、エコロジーの面でも、なかなか優等生なんですが、乗り手の意識の面では、歩行者と変わらないのが現状でしょう。人と自転車がぶつかったときには自転車が加害者になります。自転車と車との事故でも、一方的に車だけが非難されるわけではありません。私は昨年の11月から、小学生の頃以来45年ぶりくらいで自転車に乗り始めました。週末に近所のサイクリングロードを走るのですが、一般道は怖くて走る気になりません。よくまぁ、こんなに交通量の多い国道の車道を逆走したりできるものだと、その無鉄砲さに感心したりします。この6月にも改正道路交通法が施行されて、自転車の歩道走行やママチャリでのお母さんと子供2人の3人乗りが禁止されることになるようです。しかし、今のところ、マスコミなどでもそれほど頻繁にこの問題を報じていません。法律が施行されると、誰も歩道を走らなくなるのでしょうか?運動神経のなさそうなおばさんが車道を走っても大丈夫なんでしょうか?お母さんは子供2人を自転車に乗せて走らなくなるのでしょうか?何か実態に即していない法律のように思われます。
(追記)(財)日本自転車普及協会(自転車文化センター)のサイトに、改正された道路交通法の解説( http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/japanese/houritu_info/doukouhou.htm )がありました。それを読むと、「車道等の状況に照らして自転車の通行の安全を確保するため、歩道を通行することがやむを得ないと認められる場合」は、歩道を走ってもよいようです。誰が認めるのか明記していないので、自転車に乗っている本人がやむを得ないと認めれば走っていいのでしょう。もちろん、事故があったときは警察の実況見分などで、やむを得ない場合だったか検証されるのでしょうが・・・。(追記 了)
歩道に自転車(も)走行可能レーンを作るのでなく、車道の左端の車線を完全に自転車専用レーンとして、バイクや原付も走れなくすることが先決のように思います。結局、道路はクルマ最優先という20世紀式の発想をやめることが必要になってきたのでしょう。

2008.05.21 Wed

中国四川省で起きた大地震は未曾有の被害状況が分かってきました。まず驚かされるのはその被災範囲の広さです。阪神淡路大震災は直下型の地震でしたから、神戸は甚大な被害を被ったのに、大阪はほとんど何事もなかった感じでした。その神戸の街も、先日徳島からの帰りに車で通過したときに、震災の傷痕などどこにも残ってないほどの復興ぶりでした。ところで、今後、中国政府は被災した人たちにどのような救済策を講じるのでしょう。現在の中国の国力から考えて、すべての被災者に十分なケアが出来るとは到底思えません。国際的な支援がますます必要になってくるでしょう。今回の地震では、耐震設計どころか、揺れに対する備えなど端からしていなかった建物が倒壊したのでしょうから、下敷きになった人は生存できる隙間がほとんどなかっただろうと想像できます。しかも、ほとんどが手抜き工事だったんじゃないかと報じられてます。阪神淡路大震災の時にも、倒壊したビルに耐震強度不足があったんじゃないかと疑われましたが、食品にしろ、建築にしろ、いったん事故や災害が起こると人命に関わる職業に携わる人が、手抜きや偽装をすることは、自らの仕事の存立基盤を自らが蔑ろにすることだと思います。広告の世界も、意図的に誤解を与える表現をしたり、事実を歪曲したり、都合の悪いことを隠蔽したり、詐欺師の片棒担ぎのようなことがまったくないとは言えません。制作者自身は手抜きや偽装のつもりはなくても、結果として誤った情報を消費者に伝えることにならないように注意しなければなりません。Yahoo!がインターネットで義援金( http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/ )を募っています。私もYahoo!ポイントでわずかですが募金しました。

2008.05.19 Mon

昨日、甲子園球場に野球見物に行きました。試合の方は残念ながら我がタイガースは負けてしまいましたが、新装なった甲子園球場の内野席は予想以上に快適でした。ビール好きの私としてはもっとも嬉しかったのは、これまではグリーンシートにしかいなかった、生ビールサーバを担いだ売り子さんが内野席全体にいたこと。はっきり言って缶ビールから紙コップにつがれたビールに600円も払うのは腹立たしいものでした。さすがに生ビールサーバーから注がれたビールは、泡にきめ細かさがあっておいしい。ところで、阪神タイガースの人気は今や全国区になっているようですが、見るスポーツとして野球は確かにおもしろい。日本人好みのピッチャーとバッターの真剣勝負があり、ヒットエンドランに代表される連携プレーがあり、華麗なファインプレーがあり、豪快なホームランがありと、一流のプレーヤーの一挙手一投足を見ているだけでわくわくするモノが確かにあります。球場に足を運んでもらう工夫もいろいろされているようですが、週末の試合をデーゲーム主体にしたのもその一つ。特に子供たちへのサービスはもっともっとしてもらいたいものです。喫煙室が設けられ煙草の煙で咽せなくなったこと、女性用トイレの数が多くなったこともグー。しかし、食べ物の味のレベルはもう少し改善の余地ありです。その証拠に行列のできている店とがらがらの店にはっきり分かれていました。写真は赤星ラーメン、あっさり系の塩ラーメンで、真ん中にあるのは星形に刳りぬかれた赤蕪の漬け物(?)。まぁ、まずくはない程度の味でした。