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2008.07.15 Tue

国語学者の大野晋さんが亡くなられました。ご冥福をお祈りします。「日本語のタミル語起源説」という、初めて耳にしたときはトンデモ学説かと思った学説で有名です。しかし、その学説を読んで(と言っても学術論文を読んだわけではありません、たしか岩波新書だったと思います)みると十分な説得力があり、すっかりファンになってしまいました。コピーライターは日本語の破壊者かも知れませんが、日本語を知っているという点では、たぶん、多くの日本人の平均点を上回っているでしょう。日本語を商売の道具にしている者としては、日本語を愛している点でも、人後に落ちないつもりです。日本語に対する興味は、歳をとるにしたがってどんどん高まってきました。特に、死語となってしまいつつある言葉とか、駄洒落、地口、レトリックなどに惹かれます。もうひとつ、今ではいちいち目くじらを立てていられない程、ら抜き言葉が巷に氾濫していますが、新聞記事の言い回し(特にいろんな方面への配慮の結果の曖昧表現)、テレビに出てくる文化人やニュースキャスターのコメント、CMのナレーションなどのおかしな科白にも異常に敏感になってしまいました。こちらは、いちいちつっこみを入れて楽しんでいる今日この頃です。