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2008.06.30 Mon

少しでも不自由になって初めて分かることがいろいろあります。荷物を手に提げて松葉杖をつくことはとても難しいとか、階段は上るより降りる方が怖いとか、なによりも人間の身体がいかに精妙なメカニズムで動いているかということに驚かされます。歩くだけでも、下半身だけでなく上半身の筋肉や骨、腱などを総動員しています。どこか1カ所でも支障があるとスムーズな動きができません。しかも、どこかを庇おうとすると、別のところに支障が出てきます。わたしの場合も、足首を庇おうとしてなのか、スネのあたりが痛くなってきました。さらに、ふくらはぎにも、こむら返りを起こしたような痙攣が時々起きます。スポーツ選手にとっては、怪我をしにくい身体づくりがコンディショニングの基本であることもよく分かりました。何しろ怪我は即選手生命に関わる最悪の事態なのですから。それにしても、金本選手のように骨折していても試合に出続け、しかも、片腕だけでヒットまで打ってしまう精神力には脱帽です。そんなアスリートとは無縁の世界で生きてきたのですが、半年ほど前から始めた自転車に乗れないので、先週末は暇をもてあましてしまいました。といっても、日曜は終日雨だったので、いずれにしても乗れなかったのですが。人間は移動できるから人間だと思います。しかも、その移動の距離は、文明の発達とともに格段に伸び、大きく広がり、世界中のどこへでも、行こうと思えば行けるようになったのです。もちろん、一部の国と地域へは渡航困難ですが・・・。移動の手段はさまざまでも、最終的には自力で移動することが基本となります。道路が人跡未踏のジャングルのように感じられると、移動する意欲がなくなります。仕事柄、相手のスタンスに立って考える訓練をしてきたつもりですが、健常者と障害者の社会的共存といった基本的な部分でも、自分自身に痛みを感じないと、相手の痛みは共有できないものだと、痛感しました。